幕末〜変革期が副テーマのメール

幕末の京都、幕府擁護に活躍した新撰組も、
幕府倒壊して、近藤勇は官軍にとらえられて、板橋刑場の露と消え、
土方歳三は函館に閉じこもる幕府軍に投じて戦死、
原田佐之助は江戸へ引き返して、上野彰義隊に飛び込み、流弾に当たり死んだ。
沖田総司は病死、
永倉新八は、一人生き残り、ひっそりと生活を送っていた。
そして、懐かしい京都を訪ねていると、
新八の娘が上方芝居一座の花形役者となっいた。

あの頃、生まれたばかりの娘の顔を、二度か三度か、
それもうろ覚えにしか覚えていない新八だった。

そして、当時の知り合いの紹介で、新八はその娘と会うことになる。
娘は「嬉しいなぁ、伯母はん(母の姉)からよう聞かされた
江戸っ子のお父さんと会えるなんて、夢みたいや」

鴨川の瀬音を聞きながら新八は待っている。
階下から華やいだ若い女の声を耳にする。
「先生、お磯さん(娘)がおいでやしたよ」


涙もろくなった、という感想とともにメールをいただきまいsた。