シュロの”ピンチヒッター”

目黒駅近くの自然教育園には1965年には2本しかなかったシュロの来が、
40年間で2149本に増え、それは約1万ある樹木の中で20%にも増えた。
理由は冬の気温の上昇で、冬季の土壌凍結がなくなったことが一番の要因であるそうです。
シュロだけではなくクスノキ、ビワ、ナツミカン、キウイなど
亜熱帯性の植物が増える現象も同じ原因によるそうです。
こうした外来の植物、現在の都市の生態系を考えたとき、
CO2の吸収能力など合、現在の東京での最強のピンチヒッターの役割を果たしているとか・・・


シュロは中国の亜熱帯地方産、
平安時代に鐘の鐘木や縄に利用するため移入されました。
(京都・東寺の隣の開智院の茶室の天井にもこのシュロの木が使われていました。)