中庸の視座

孔子」曰く
子曰、中庸之爲徳也、其至矣乎、民鮮久矣、
子の曰わく、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民鮮(すく)なきこと久し。


現代語訳
先生がおっしゃった。中庸の徳はいかにも最上だね。
しかし、民の間に中庸が行われなくなって、久しい(嘆かわしいことだ)、とメールをいただいた。


アリストテレスもその倫理学で、徳の中心になる概念として
過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間(中庸)を発見してこれを選ぶ
ことにあるとした。


中庸とは、
かたよることなく、常に変わら ないこと。
過不足がなく調和がとれていること。