安保法制反対

新聞をとらない人が増えている。以下はネット上でも読めたのでしょうか？
いただいたメールを記載します。
◆朝日新聞　平成二十七年七月十六日　「天声人語」
　「侮辱とは、人前で相手を見下して恥をかかせることをいう。よく似た
侮蔑という言葉より程度がひどいという。後者は表情や態度に現れる場合が多いが、
前者は具体的な言行を伴う。中村明著『日本語　語感の辞典』による説明に得心が行く。
その侮辱が三つも重なるというのだがら罪深い。集団的自衛権を行使できるとした
安倍政権の憲法解釈変更について、憲法学の権威、樋口陽一さんは「三重の侮辱」だと批判した。
有識者がつくる「国民安保法制懇」の13日の記者会見で語った。
　第一に国会審議への侮辱である。９条の下だは集団的自衛権は使えないとする従来の解釈は、
何十年にもわたる国会論争の中で確立されてきた、その積み重ねを一気に吹き飛ばしたのが
昨年の閣議決定であり、安保関連法案だ。
　　第二に最高裁判所への侮辱である。解釈変更の根拠として、米軍駐留の合憲性が問われた
砂川判決が挙げられる。樋口さんの見るところ、これは牽強付会にもなっていない議論で、
学生の答案であれば落第だ。
　　第三は歴史に対する侮辱である。戦後体制からの脱却を図る首相の歴史認識の危うさに触れ、
それが法案につながっていると指摘した。樋口さんの分析は問題の大きさと深さを摘出して鋭利だ。
　　きのうの採決強行で、さらに侮辱が重ねられた。民主主義そのものへの侮辱である。
国民の理解が進んでいないことを認めながらの暴挙は国民に対する侮辱である。
怒りの声がいよいよ高まり、広がるのは必定だろう。

新聞の投稿歌にも
「憲法に合う世にすべき政治家が憲法を世に合わす策を練る」
「大国のうしろにつけば安全かおまえ前行けといわれたらどうする」

このまま、わが國は一体どんな進路をとるんだろうか？(*_*)