平和の俳句

東京新聞で元旦から「平和の俳句」を連載しています。
半年近くが過ぎ、私が選んだ一句を載せていました。

五木寛之
「三月十日南無十万の火の柱」  91歳
親鸞蓮如以来の長い念仏の伝統が良くでいる〜

金子兜太
「へいわとははながげんきにさいている」  4歳の幼稚園児

俵万智
「『あの日から』『あの日』をぼくらは知りたくない」 11歳の少年
〜つらい過去を振り返る日を直観する感受性を評価〜

選者の息子が日本国憲法を読みたい、と言い、
「凄くいいことが書いてある」と感想を述べたそうです〜

・物理学者・益川敏英
「聖戦などあるはずなくて枯蓮(はちす)」 68歳の男性の句
〜人を人でなくする戦争、反対に理由などいらない〜

・作家・吉田知子
「立ち止まり犬と平和の風を嗅ぐ」77歳・女性の句、
〜「嗅ぐ」という言葉に確かめている不穏さを感じると評している〜



ところで、「引きこもり」は平和ボケ?
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6165066
その記事の中の以下が印象的でした。
〜「決断できない政治」を誇る我が国では、第二次大戦以上の悲劇が起こらない限
りは現制度は変化しないと予想する。〜