現代アート=模倣について

高橋コレクション精神科医の高橋竜太郎氏は、
ミラーニューロンは1996年発見された神経細胞で、
その他者の行動を自分もやったかのように映すニューロンは、
人間にも存在することが確かめられている。
人間はこのミラーニューロンによってもたらされる模倣行動によって、
他者の行動を理解し共感する。
人間の言語をこのミラーニューロンによって獲得されたものとする学説もある。」


一方、大英博物館展では、モノを作る脳作業は言語の源とありました。
ナルホド!! 模倣だ。


続けて「1980年代以降現代アートは模倣と引用によるシミュレーショニズムの影響なくしては語れない。
しかしシミュレーションといえば、日本には本歌取り、見立て、やつし等、千年の歴史がある。
とするなら日本の現代アートシーンは、正面に西欧のアートミラーがあり、
背後に千年の伝統ミラーを見据える合わせ鏡の只中にあることになる。
それは世界のアートシーンのなかの稀有な痙攣する美になるのか。
はたまた・・・」、と言っています。