伝統を現代に生かす

今年の<日本伝統工芸展>
http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN/KOGEITEN-057/KOGEITEN-057-JUSYO.html
◆総裁賞 =重ね六つ目盛籃〜「水鏡」 磯飛節子さん
〜独身時代は美容師、嫁いでからは縫製業にたずさわり、
そして竹を編み始めて、という、それまでのキャリアが全て見事に昇華されている緻密なグラデーションの驚嘆・感動の竹編みでした。
◆奨励賞 =桐塑布紙貼「旅立ち」 鈴木圭子さん
時空間を、微妙な作りの構図に表し、感性の高さが、素敵でした。
◆奨励賞 = 被硝子切子鉢「雪の夜」 小川郁子さん
=黒の切子が新鮮。カーブに技量があるそうです。
フィットしたのは偶然にも全て女性作者でした。


広尾に移転した山種美術館
中小の美術館の企画・運営は難しさを増しているでしょう。
しかしネ〜萱場町以来のファンを大事にして、
所蔵作品に厚みを加える運営を。
岸田劉生の「切り通し」に速水御舟の「炎舞」を久しぶりに